皆さん、こんにちは!広報部の丸山です。
2014年になりましたね。皆さんにとって素敵な一年になりますように!
昨年の11月に、私は3週間の小学校の教育実習に行ってきました。2回にわたってそこでの体験を皆さんにお伝えしていきたいと思います。最後まで読んで頂けると嬉しいです。思いが溢れてしまいそうな予感が…!!
【教育実習前に学校ボランティアをして感じた不安】
私が最初に教師になりたいという夢を抱いたのは、小学生の頃です。大学に入ってからの3年間は、学校インターンシップや学習支援ボランティアを行い、自分の教師としての適性を模索してきました。
ずっと小学校の教師になることを夢見てきた私ですが、いつしか教師になりたいという思いよりも、迷いや不安の方が大きくなっていきました。自分は教師に向いているのか、教師になれたとしてもやっていけるのか…と。教師という仕事の重さを知るにつれて不安は大きくなり、子どもと接する機会を持てば持つほど、その難しさや怖さを感じるようになりました。「憧れ」だけでは教師という仕事はできない。これは学校現場にいたからこそ感じたことだったのかもしれません。
もしかしたら、今この記事を読んで下さっている方の中には、私と同じように教師に向いているのかな…と悩んでいる人もいるかもしれませんね。
教師になることしか考えてこなかった私にとって、この迷いや不安は大きな問題でした。
【教育実習中の気持ちの変化】
教育実習1週目。精神的にきつかった…、というのも子どもが大好きなはずなのに子どもたちと過ごす時間を楽しめない、実習が終わるまでの残りの日数を数えている。そのような自分に気がつき、本当は教師になりたいと思ってないんじゃないか、とさらに悩むように。また教師の忙しさや大変さを目の当たりにして、教師になったとしてもやっていけるのかなと不安にも思いました。
教師は子どもの成長や将来に関わる責任の大きい仕事。教師の一言で子どもの将来を変えてしまうかもしれない。そのように思っていたからこそ、子どもとの時間を楽しみ、子どもの人生を良い方向に変えるよう行動できない今の私は、やっぱり教師に向いてないんじゃないかと思い悩みました。
しかし第2週目から気持ちに変化がありました。私を見る子どもたちの目が変わっていくのを感じたからです。実習第1週目は、学習支援ボランティアで毎週来ているお姉さんのような存在でしたが、授業を始めてからは教師して見てくれるようになりました。その子どもたちの眼差しを受けて、子どもたちにとって私は実習生ではなく、一人の教師なんだという自覚を持ちました。
子どもたちにとって、実習生の授業も貴重な学びの時間。その時間が無駄になってはいけないという思いを持ち、毎時間の授業を全力でやりました。きっと授業中の私の言動から、子どもたちが私の思いを感じ取ってくれていたのかなと思います。またボランティアでは支援を必要とする子どもと接する機会が多く、クラス全員と接することがなかなか出来ていませんでした。しかし実習中はクラス全員と関わる機会を一日一回は持つように心掛けました。それが子どもたちとの信頼関係を築くことに繋がり、結果として子どもに助けられながら、授業をしていくことが出来たんだと思います。
初めての一斉授業は戸惑うだけでなく、クラスの中には学力の差があったため、なかなか思うような授業が出来ませんでした。毎回課題ばかりの授業でしたが、それでも辛いと感じることなく、授業が楽しい。出来た!分かった!時の子どもたちの表情を見られた時はやりがいを感じ、やっぱり私は教えることが好きだと改めて思うことが出来ました。また子どもたちが考えている様子、まっすぐこちらを見て分かろうとする姿、頑張ってワークシートを書いた努力の跡を見て、少しでも彼らの成長に携わりたいと強く思いました。
3週間はあっという間でした。ここには挙げきれないほどの多くの学びがありました。その中でもこの実習を通じて一番得たものは、教師になりたいという気持ちです。実習前は半ば教師になることを諦めていましたが、実習を終えた今は教師になろう!という決心が出来ました。
【教育実習後に子どもから貰ったもの】
教育実習後も実習先で学習支援のボランティアを続けているのですが、実習後にある女の子から手紙を貰いました。その手紙には教育実習中の話が綴られていました。
実際に子どもから貰った手紙
手紙の内容はこのようなものでした。
「丸山先生はとてもみんなに分かってほしいみたいな表しょうでいつもじゅ業をしていました。ほうかごのこっているときに丸山先生が教育実習のじゅんびをしていました。私はそんな丸山先生をみて力になりたかったのでじゅ業中たくさん手をあげました。少しでも力になれたでしょうか?大学のおべん強頑張ってください。」
読んで思わず泣いてしまいました。彼女のように授業中頑張って手を挙げてくれた子、先生の力になりたいから何かお手伝いしたいと言いに来てくれた子、休み時間になると先生遊ぼうと声をかけてくれた子…。教育実習を無事終えることができたのは、子どもたちに助けられていたからなんだなと思います。
子どもたちの成長に関わり、その成長をそばで見守り続けたい。そして子どもたち一人ひとりが自分の良さを生かして活躍出来る場、輝ける場を作っていきたい。今はそう思っています。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
私は学習支援ボランティアとLFAの経験があったからこそ、教師になることについて深く考える機会を持つことが出来ました。
学校ボランティアは半年や1年と継続的に学校に通うことで子どもの小さな変化や成長に気がつくことも出来ますし、自分自身の成長にも繋がるので、教員を目指している方はやってみるといいと思います。
またLFAでは一人ひとりの子どもたちと徹底的に向き合い、子どもの成長の瞬間に立ち会う経験が出来ます。私がLFAでの教師経験を通じて一番得たものは、”一人ひとりを見る力”でした。そしてLFAでの経験は、教育実習に活かすことが出来ました。LFAでの経験が、教育実習にどう活きたのか?そのことについては、次の記事で詳しく書いていこうと思います!
(文:丸山 茜)