サマプロ研修中の魅力的な人物写真10選

写真を眺めていると、環境や心情って顔に出るんだなあって思うよね。 こんにちは!広報部の山崎です。 悲喜こもごものサマプロから2日後。私は都内某所で実施されている、サマプロの事後研修、その名も大リフレクション大会に来ていました。

中学が大嫌いだった私が中学校教員を志すことを決めた理由

こうして皆さんに向けて文章を書いている私、現在Learning for All(以下LFA)の広報部に所属しております山崎未来と申します。ご縁がありまして、今回はこうして皆様の目に触れる文章を書く機会を頂いたので、僭越ながら最近私の身に起こった出来事を紹介したいと思います。教員という職業に関心のある方向けの要素が強いですが、せっかくここまで目を通してもらえたのであれば、最後までお付き合い頂ければと。

子どもの可能性を信じることを忘れてはならない。―教師体験談 中川愛

今回の活動日誌は、2012年秋季寺子屋くらぶの葛飾拠点に寺子屋教師として参加し、冬季寺子屋くらぶにも再採用教師として参加される中川愛さんをご紹介します。秋季の寺子屋での学びやご自身の成長、子どもへの思いを語って頂きました。

Facebook投稿用ボツ写真で遊んでみた

みなさまこんにちは!Learning for All広報部の山本です。現在LFAでは、Learning for Allサマープログラムのエントリー締め切りが間近にせまっていることを受けて、facebookページでこのようなカウントダウンを行っています。

どこよりもアツい夏!LEARNING FOR ALLサマープログラム実施のお知らせ

海だ花火だ夏フェスだ! 夏ですね!暑い暑い。電車に乗っていてもTVを観ていても、「夏だから~」みたいな広告、CMをよく見かけて、夏ってやっぱり特別な季節なんだなあってことを感じます。広報部の山崎です。このブログの読者の方は大半が大学生なのかな?と個人的には感じているのですが、大学生の夏休みと言ったら、もう、何でもできそうな感じがすごい。気になるあの娘を花火に誘ったり、サークルでBBQに行ったり(リア充!)、何をしようか、めくるめく夏休みを満喫している方も多いのではないでしょうか。

2014年2月4日火曜日

【教育実習体験記②】 ―LFAでの教師の経験が教育実習でどう生きたのか―

こんにちは!広報部の丸山です。冬季プログラムが始まりました!
前回の記事に引き続き、今回はLearning for All(以下LFA)での教師経験が教育実習に生かされたことについて、皆さんにお伝えしていこうと思います。


【教育実習前―LFAでの教師の経験-】


 教育実習が始まる前に、学習支援ボランティアをしていたのですが…ある出来事がきっかけで、子どもを取り巻く環境が子どもの将来を左右しているのではないかと考えるようになりました。

ある日のこと、周りの子どもたちがノートを取っている中、何もせずに、じっとしている一人の男の子の姿が目に入りました。気になった私は彼に「ノート取ろう?」と声をかけてみました。すると、その男の子は「分からないんだからどうせ取っても意味ないよ」という返事。この言葉に私は衝撃を受けました。

勉強することを諦めてしまう前に、彼に何か出来ることはなかったのか、学習に躓いてしまっても、出来るようになりたいと思える機会はなかったのかと疑問に思いました。学習に遅れを取ってしまったのは、あの男の子が努力しなかったからではなく、努力出来る環境がなかったからではないかと考えています。

その日を機に、彼のような子どもたちがもっといるのではないか?と考えるように。そして勉強を諦めてしまっている子どもに十分な学習環境が提供されていないことに対して課題意識を持つようになりました。(これはLearning for Allと関わることになったきっかけの一つです。)

 そんな時にLFAに出会いました。私が夏のプログラムで指導した子どもたちは、「どうせ私はバカだから」と言うのが口癖でした。
私は「どうせもう…」と諦めかけている子、頑張っていてもその努力を自分で認められない子に対して、「学習を通じて、自分の可能性を信じ、何事にも挑戦出来るようになって欲しい。自分は出来るんだという気持ちを持てるようになって欲しい。」という思いを持って接しました。

特に子どもが出来たことを心から褒め、努力の過程に対しても褒めていくこと、私が見つけた子どもの良いところを伝えていくことを心掛けて、指導をしました。

その結果少しずつではありますが、子どもたちは変わっていきました。「どうせ私はバカだから」と言っていた子が、「私って出来るじゃん!」とつぶやくようになったり、指導最終日には「私、夢に向かって頑張ってみる!そのために今は勉強を頑張らないといけないんだね」と言ってくれたりしました。(まだまだお伝えしたいエピソードがたくさんあるのですが…今回はこの辺にしておきますね。)
教師の言葉かけひとつで、子どもたちの気持ちや行動が変わっていくことがよく分かった夏でした。

また、私は子どもが理解しているかどうか確認したいとき、「大丈夫?」という言葉を頻繁に使っていました。この言葉は、何気なく使ってしまう言葉ですよね。でも「大丈夫?」って聞かれた子どもはなんと答えるでしょうか?本当は大丈夫じゃない場合でも、きっと子どもは「大丈夫」って答えてしまうはずです。そのことに初めて気が付きました。

LFAでは授業後に、指導を振り返る機会があり、子どもがしたこと、考えていたこと、感じていたこと、したかったことを振り返ります。その振り返りを通じて、私の指導は教師の一方的な思いだったということに気が付くことが出来ました。私は今まで、教えたい、分かってもらいたいという気持ちから、子どもが何を学びたくてどう教えてほしいのかを全く考えられていませんでした。教師の目線で考えていたんです。子どもの表情を読み取り、共感し、子どもの思考に寄り添うことを意識して授業を行うこと、これもLFAで学びました。

夏のプログラムの経験を通じて、子どもの可能性を信じ、子どもの気持ちに寄り添ってくれる人や挑戦出来る環境があれば、どのような子どもでも大きな成長をすることが出来るのではないか、また「出来た」「分かった」という経験の積み重ねが自信となり、子どもが将来に対して、希望や期待を持ちながら成長していけるのではないか、と思いました。


【教育実習中―LFAでの教師の経験が生きるー】

LFAが対象としている子どもは、学習する環境に困難を抱える子、学習内容を理解するのに時間がかかる子、なかなか授業内容を覚えられない子。このような子どもたちはそもそも褒められる経験が不足しています。そのため自分の良いところに気付く機会がありません。当然、これでは子どもたちが自分に自信も持つことは難しいです。このような子どもたちは学校現場にもいました。

そのため、LFAで一人ひとりの良さや個性を見つけ、それを子どもたちに伝えていったように、教育実習でもこのことを心掛けました。

一人ひとりの良さを見つけると言っても、学習面においてなかなか力を発揮出来ない子どもに対しては、授業以外の場面でその子の良さを見つける必要がありました。そもそも38名一人ひとりの良さを見つけることは、意識していてもなかなか難しいことでした。しかしこの目標を持ったことで、一見しただけでは気がつかないような子どもの良さが見えてきて、子ども一人ひとりに様々な良さや個性があると改めて思うことが出来ました。

 子ども自身が自らの良さに気づきそれを生かしていって欲しいという思いを込めて、実習の最後には38人一人ひとりに、私が3週間で見つけた子どもの良いところを書いたお手紙を渡しました。手紙を渡した後、一人の女の子がそっと来て恥ずかしそうにこんなことを言ってくれました。

「先生、このお手紙、私にとってわすれられないおくりものになったよ。ありがとう」

“わすれられないおくりもの”。これは私が9時間かけて子どもたちに授業した単元の題名です。授業自体は多くの課題が残り、上手く出来た授業は正直ありませんでした。でも子どもの中に何となくでも授業を通じて、伝えられたものがあったことを知ることが出来ただけでなく、“わすれられないおくりもの”という言葉で、私にメッセージを伝えてくれたことに感動しました。

             


”LFAの経験を通じて私が一番得たものは、一人ひとりを見る力。”

 きっとLFAで一人ひとりの子どもを見つめる経験をしていなかったら、私は全員の子どもの良さを見つけることが出来なかったかもしれません。そもそもこのような目標自体持たなかったかもしれません。

 学校にいると子どもは大人数のうちの一人になってしまい、教師が意識しなければ、子どもが褒められる機会が少なくなる、そんな気がします。大人でも褒められたら嬉しいですよね。子どもなら褒められることはもっと嬉しいと思いますし、褒められることを求めていると思います。だから実習での課題の一つが、3週間で38人の良いところを必ず見つけ、それを褒め、そして彼らに伝えることでした。これはLFAでの経験があったからこそ出来たことでした。

【教育実習を終えて】
 教育実習中に経験したことは、学校現場においてほんの一部かもしれません。でも3週間という短い時間の中で、全ての子どもたちが多くの良さを持ち、可能性を秘めていることを改めて知りました。測り知れない可能性を秘めている子どもたちの成長を見守り、その可能性を伸ばしていく教師はやりがいがあり素晴らしい職業であると思いました。

そして一人ひとりの子どもたちと真剣に向き合い、一人ひとりの良さや可能性を見抜き、子どもの無限の力を最大限に引き出す教師、子どもたちに良さや可能性を伝え、彼らが自分に自信を持てるようなきっかけを与えられる教師になりたいと思っています。

 もしこの記事を読んで下さっている方の中に、これから教育実習を控えている人、教師を目指している人がいらっしゃったら、是非今のうちから子どもと接する経験をしてみて下さい。きっと貴重な経験になると思います。

 正直、LFAでの経験がのちの教育実習でこんなに生かされるとは、思ってもいませんでした!教育実習前にLFAで教師の経験をしたことで、教育実習が有意義なものになっただけでなく、目指したい教師像が見つけることが出来ました。
 
 ここまで読んで下さってありがとうございました。少しでもLFAが気になったら、是非ホームページを見て下さい。


(文:丸山 茜)

2014年1月18日土曜日

【教育実習体験記①】―教師になることを諦めてかけていた私が教師になろう!と決心出来た3週間―

 皆さん、こんにちは!広報部の丸山です。
2014年になりましたね。皆さんにとって素敵な一年になりますように!
昨年の11月に、私は3週間の小学校の教育実習に行ってきました。2回にわたってそこでの体験を皆さんにお伝えしていきたいと思います。最後まで読んで頂けると嬉しいです。思いが溢れてしまいそうな予感が!!


【教育実習前に学校ボランティアをして感じた不安
 私が最初に教師になりたいという夢を抱いたのは、小学生の頃です。大学に入ってからの3年間は、学校インターンシップや学習支援ボランティアを行い、自分の教師としての適性を模索してきました。


ずっと小学校の教師になることを夢見てきた私ですが、いつしか教師になりたいという思いよりも、迷いや不安の方が大きくなっていきました。自分は教師に向いているのか、教師になれたとしてもやっていけるのかと。教師という仕事の重さを知るにつれて不安は大きくなり、子どもと接する機会を持てば持つほど、その難しさや怖さを感じるようになりました。「憧れ」だけでは教師という仕事はできない。これは学校現場にいたからこそ感じたことだったのかもしれません。


 もしかしたら、今この記事を読んで下さっている方の中には、私と同じように教師に向いているのかなと悩んでいる人もいるかもしれませんね。
 教師になることしか考えてこなかった私にとって、この迷いや不安は大きな問題でした。


【教育実習中の気持ちの変化】
教育実習1週目。精神的にきつかった…、というのも子どもが大好きなはずなのに子どもたちと過ごす時間を楽しめない、実習が終わるまでの残りの日数を数えている。そのような自分に気がつき、本当は教師になりたいと思ってないんじゃないか、とさらに悩むように。また教師の忙しさや大変さを目の当たりにして、教師になったとしてもやっていけるのかなと不安にも思いました。


 教師は子どもの成長や将来に関わる責任の大きい仕事。教師の一言で子どもの将来を変えてしまうかもしれない。そのように思っていたからこそ、子どもとの時間を楽しみ、子どもの人生を良い方向に変えるよう行動できない今の私は、やっぱり教師に向いてないんじゃないかと思い悩みました。
しかし第2週目から気持ちに変化がありました。私を見る子どもたちの目が変わっていくのを感じたからです。実習第1週目は、学習支援ボランティアで毎週来ているお姉さんのような存在でしたが、授業を始めてからは教師して見てくれるようになりました。その子どもたちの眼差しを受けて、子どもたちにとって私は実習生ではなく、一人の教師なんだという自覚を持ちました。


子どもたちにとって、実習生の授業も貴重な学びの時間。その時間が無駄になってはいけないという思いを持ち、毎時間の授業を全力でやりました。きっと授業中の私の言動から、子どもたちが私の思いを感じ取ってくれていたのかなと思います。またボランティアでは支援を必要とする子どもと接する機会が多く、クラス全員と接することがなかなか出来ていませんでした。しかし実習中はクラス全員と関わる機会を一日一回は持つように心掛けました。それが子どもたちとの信頼関係を築くことに繋がり、結果として子どもに助けられながら、授業をしていくことが出来たんだと思います。


初めての一斉授業は戸惑うだけでなく、クラスの中には学力の差があったため、なかなか思うような授業が出来ませんでした。毎回課題ばかりの授業でしたが、それでも辛いと感じることなく、授業が楽しい。出来た!分かった!時の子どもたちの表情を見られた時はやりがいを感じ、やっぱり私は教えることが好きだと改めて思うことが出来ました。また子どもたちが考えている様子、まっすぐこちらを見て分かろうとする姿、頑張ってワークシートを書いた努力の跡を見て、少しでも彼らの成長に携わりたいと強く思いました。


3週間はあっという間でした。ここには挙げきれないほどの多くの学びがありました。その中でもこの実習を通じて一番得たものは、教師になりたいという気持ちです。実習前は半ば教師になることを諦めていましたが、実習を終えた今は教師になろう!という決心が出来ました。
 


【教育実習後に子どもから貰ったもの】
 教育実習後も実習先で学習支援のボランティアを続けているのですが、実習後にある女の子から手紙を貰いました。その手紙には教育実習中の話が綴られていました。
実際に子どもから貰った手紙
手紙の内容はこのようなものでした。


「丸山先生はとてもみんなに分かってほしいみたいな表しょうでいつもじゅ業をしていました。ほうかごのこっているときに丸山先生が教育実習のじゅんびをしていました。私はそんな丸山先生をみて力になりたかったのでじゅ業中たくさん手をあげました。少しでも力になれたでしょうか?大学のおべん強頑張ってください。」
読んで思わず泣いてしまいました。彼女のように授業中頑張って手を挙げてくれた子、先生の力になりたいから何かお手伝いしたいと言いに来てくれた子、休み時間になると先生遊ぼうと声をかけてくれた子…。教育実習を無事終えることができたのは、子どもたちに助けられていたからなんだなと思います。
子どもたちの成長に関わり、その成長をそばで見守り続けたい。そして子どもたち一人ひとりが自分の良さを生かして活躍出来る場、輝ける場を作っていきたい。今はそう思っています。
ここまで読んで下さってありがとうございました。


私は学習支援ボランティアとLFAの経験があったからこそ、教師になることについて深く考える機会を持つことが出来ました。
学校ボランティアは半年や1年と継続的に学校に通うことで子どもの小さな変化や成長に気がつくことも出来ますし、自分自身の成長にも繋がるので、教員を目指している方はやってみるといいと思います。

またLFAでは一人ひとりの子どもたちと徹底的に向き合い、子どもの成長の瞬間に立ち会う経験が出来ます。私がLFAでの教師経験を通じて一番得たものは、”一人ひとりを見る力”でした。そしてLFAでの経験は、教育実習に活かすことが出来ました。LFAでの経験が、教育実習にどう活きたのか?そのことについては、次の記事で詳しく書いていこうと思います!




(文:丸山 茜)